こんにちは。サービス事務の安髙です(*^^)v

5月としては異例の暑さが続いていて、まだ暑さに慣れていない身体には堪えますよね(+_+) 年々過ごしやすい季節が短くなっているような、、、

朝の情報番組で紹介されていましたが、「日傘男子」という言葉が話題になっているそうです♪ 日傘は、紫外線対策以外にも、体感温度を下げる効果も大きいとの事で、なんと10分で1.6度も温度が下がるんだそうです(●^o^●) 最近は男性用の日傘にも様々な種類があり、スーツに合うスタイリッシュなものから、ファッションに取り入れられるオシャレなものまであるようなので、皆さんも、この夏のアイテムとして、是非チェックしてみて下さいね(^_-)-☆

さて、今回の不定期日記はE30 325i MT換装作業の後編です!

前回はクラッチディスク廻りの取付けまで紹介しましたので、今回は、メインディッシュであるMTミッションをエンジンに取り付けるところからご紹介していきたいと思います(^O^)(前編をまだ読んでいない方は、読んでみてくださいね~♪)

エンジンを傾けミッションの角度を合わせていきます。ここは機械ですからエンジンとミッションは、まっすぐに押し込まなければなりません。クラッチディスク中央にミッションのインプットシャフトのスプラインを差し込むためには必ず角度を合わせる必要があります。当然ずれているとスプラインに入らないので、慎重にかつ、思い切りよく差し込んでいきます(*_*)

ミッションが綺麗にはまっています!\(^o^)/流石!石井さん!

アップ過ぎて少しわかりづらいですが、エンジンとミッションが隙間なく合わさっています。クラッチを組む時にセンター出しのツールを使う理由はここにあったんですね♪

ここで適当に組んでしまうと、ミッションのインプットシャフトの先端でパイロットベアリングを壊してしまったり、クラッチディスク自体がインプットシャフトにかじり、クラッチが重くなってしまうので、「スコッ」っと、簡単に組み付けられなければなりません。

このようにエンジンとMTが綺麗に合わさればOK!

もちろん、ボルトで締め込んで無理やり組み付けようなんてしたら、クラッチやミッションが壊れてしまいます(@_@;) 知識と技術と思い切りの良さが求められる作業なんですね~!(゜-゜)

続いて、プロペラシャフトを付ける準備をしていきます。下の長い方がMTミッション用のプロペラシャフトです。センターベアリングは消耗品なので交換します。(取り付ける車両によってはセンターベアリングも形状が異なるので要注意です。)プロペラシャフトは、真ん中で切り離しています。実はこちらも固着していてなかなか抜けず、スライディングハンマーというSST(写真左上)を使ってやっと抜けました((+_+))

センターベアリング外側のゴムには亀裂が入り、今にも切れてしまいそうでした(*_*)

ちなみに、切れてしまうとプロペラシャフトが振れてしまいボディーに当りゴンゴンとすごい音で、怖くてまともに走れなくなるそうです。

ベアリング本体は、本当は一体で抜けるのですが、固着し残ってしまいました。少し強引ですが引き抜きます。

センターベアリング圧入完了です!ここでスプラインも綺麗にしておきます。連結部がしっかりついてないとバランスを崩してしまいますからね。

更に新品のセンターベアリング装着で気持ちがいいですね♪

ここでスムーズに回るか確認しておきます(^^)/

スムーズでないと、ここでも異音を出すことがあるそうです。

さて、センターベアリングが無事に交換できたので、プロペラシャフトを組み付けていきます。ちなみに、この時代(昭和)の自動車ではセンターベアリングが装着されているのはとても珍しいのだそうです。プロペラシャフトは1本物で作ってしまうと高速走行時にシャフト自体の「振れ」が多くなり車体ブレが発生しやすくなるのだそうです。高速クルージングを重視しているBMWならではの高級装備品だったんですね。

そして、遮熱板とマフラーを真下に付けます。ここでもアウトバーン仕様ならではの造りがされています。なんと、フロア下部とマフラーの吊り下げ高さが同じで車両下部がフラットになるように造られています。これも、空力を考え高速走行時に車両下部の空気の流れがスムーズになるようにできています。考えてますよねぇ。

これで下廻りの部品の取付けは終わりです。長かった~!(@_@;)

さて、今度は室内です。シフト廻りをMT用に換えなければなりません。センターコンソールを外し、ATのシフトメカニズムを外していきます。

いきなりですが、MT用のシフトレバーまで取り付けました。(途中の写真を撮り忘れてしまいました(>_<))シフト部はAT・MT共通なのでポン付けです。

これは、Z3用のシフトレバーなのですが、通常よりショートストロークになり石井さん好みのフィーリングなんだそうです(´∀`*)ウフフ 好きですねぇ。

続いて、ペダル廻りの作業に入っていきます。左が元々付いていたATのブレーキペダル。これを右のMTのブレーキペダルとクラッチペダルに換えます(^^)v

3ペダル化完了です(^O^)

クラッチのマスターシリンダーも新品を使って組み付けています。もちろん、レリーズシリンダーも新品を使いました(^^♪

ブレーキ、クラッチのエア抜き作業をしていきます。一般的な車両と異なりリザーバータンクはブレーキと共有されています。

そして、MTオイルも交換します。これでMT化作業も終盤です(^^)/

あとは、配線関係をちょっといじって、走行試運転をし、無事にMT換装終了です!!

重整備は作業後の達成感も大きいですね♪ 石井さん、本当にお疲れ様でした(*^_^*)

余談ですが、私の愛車のE46カブリオレが車検の時期を迎えました。最終型とはいえ、初度登録から13年が経ち、自動車税も重量税も上がってしまったので、なかなか懐に響きます(*_*) 最近は走行中の違和感など気になる部分も増えてきて、今後のメンテナンスにかかる費用などを考えると、乗り換えという言葉もわずかながら頭に浮かびました。しかし、皆さんから「愛車の調子はどう?」と声をかけて頂き、愛車についてお話していると、やっぱりまだまだ手放せないな、と思ってしまうんですよね(;_;)

あれこれ思いを巡らせながら、大内工場長に受け入れ点検をお願いしたところ、違和感は、おそらくショックアブソーバーかもと言われました(@_@;) 走行や車検では問題ないよ、との事なので、今回は消耗品類の交換だけで済みそうです。車検を通してまだまだ大切に乗り続けます!カブリオレの車検整備についても後日ご紹介させて頂きますので、是非ご覧になってくださいね(^◇^)

 

それでは、また次回お会いしましょう♪